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子どもの自己効力感を高めるコツ

こんにちはDr.パパスです。

皆さんは新しい事に挑戦することは好きですか?

私は割と好きな方で、仕事でも診たことのない症例はワクワクする方です。

一方で仕事があまり楽しめてない後輩は新しい事に挑戦することがあまり好きでないよう。

調べるのが大変、知らないことで間違えたらどうしよう、と思ってしまうようです。

医療職という職業柄、慎重になることは好ましいことです。

しかし新たな挑戦をしないと、成長はするのは難しいですよね。

ここで重要になるのが「自己効力感」です。

簡単にいうと「自分ならできる!」という気持ちですね。

この気持ちが、結果を恐れずに挑戦できる力になります。

よく考えてみてれば、私も自己肯定感はともかく自己効力感は高い気がします。

今回は、子育てにおいて自己効力感を高めるコツが書かれた本の内容の一部を紹介します。

元々高い3歳娘の自己効力感がどんどん高まってるので効果はあるかなと。

自信のないお子さんのご両親は是非読んでみて下さい。

この記事でわかること
●自己効力感は過程を褒めることで伸びる

●子どもは生まれつき自己効力感が高い

●共感・説明・自己決定でどんどん挑戦させて

結論:過程>結果を大事にすることが自己効力感を育むコツ

プロセス褒めの重要性

以前の記事でも紹介しましたが、子どもの褒め方は子育てにおいて非常に重要です。

スタンフォード大学のキャロル・ドウェック教授は自身の研究結果からこう述べています。

「大きな功績をあげた人々に共通するのは、努力することで能力を伸ばせるという思考である」

彼が行った研究では、小学生を対象にテストを解かせ、テスト後の褒め方が子どもの行動にどう影響するかと検討していました。

一つのグループは「よくできたわね、頭がいいのね」と結果・能力を褒めます。

もう一つのグループ「よくできたわね、頑張ったね」と過程・努力を褒めます。

我が子の可愛さに前者の褒め方をしている方もいらっしゃるかと思います。

しかし、才能を褒められた子どもはその後に難しい問題への挑戦を避けるようになりました。

一方で、過程や努力を褒められた子ども達はその後により難しい問題に挑戦しました。

結果的にその後の点数も過程や努力を褒められた子どもの方が上がりました。

結果・才能を褒められると、失敗を恐れ挑戦する意欲が低下します。

過程や努力を褒められると、努力自体が重要と理解するので挑戦を恐れなくなります

これが自己効力感を伸ばすコツということになります。

頑張ればできる!という感情は大人になっても重要ですよね。

失敗した時は未来に目を向けて

紹介した研究では褒め方に焦点をあてていました。

では反対に失敗して叱る時はどうすればいいのでしょうか?

最も避けるべきは、人格を否定することです。

例えば友達を叩いてしまったり、ものを壊してしまった時など。

ついつい、

「またそういうことして、乱暴なんだから!」

「暴力ふるうなんて!もっと優しい子になりなさい!」

なんて言っちゃいませんか?

子どもは純粋ですから自ら悪いと思ったことをするわけではありません。

必ず行った行動には理由が伴うはずです。

友達に不快なことを言われたとか、仲間はずれにされたとか。

もちろん暴力という行動自体は叱るべきことです。

しかし、そこで子どもの人格を否定してしますと、子どもはその人格のレッテル貼りをしてしまいます。

「自分は乱暴者だから」とか「自分は優しくないから」と思い込んでしまうわけです。

こうしたレッテル貼りはどんどん子どもの視野を狭くしてしまいます。

こういう時は起きたことを責めるのではなく、未来に目を向けることが重要です。

お子さんがそういった行動をしてしまった理由を聞いて共感しましょう。

そうすることで、次同じことが起きた時にどうすればいいか、という話し合いに耳を傾けることができるようになります。

「いじわるされて不愉快だったんだね、それは辛いよ」

「でも暴力は悪いことだね。どうすれば良かったかな?」

といった具合です。

そうして次の行動を自分で決めることで、子どもはやってみようという気持ちになります。

そして実際にできた時に子どもの自己効力感が高まるのです。

自己効力感は自己肯定感を生む

自己効力感は、失敗を恐れずに挑戦するために必要な気持ちです。

一方で自己肯定感は、ありのままの自分を受け入れる気持ちでした。

どんな自分でも好きという感情です。

自己効力感はこの自己肯定感にも影響を及ぼします。

自己効力感アップ→挑戦する→成功 or 失敗する→過程を成長を捉える→自己肯定感アップ

才能や結果を褒められていると、成功しない自分はダメな自分と捉え、自己肯定感は低下します。

子どもなんですから失敗するのは当たり前です。

大人でも初めてやることは失敗することもあります。

特に研究系はほとんどそうです・・・

失敗もその過程を糧として成長できれば、挑戦に怯むこともなくなりますよね。

子どもの自己効力感は元々高い

子どもは生まれながらの挑戦者

幸いな事に子どもは生まれながらに高い自己効力感を持っています。

その証拠に赤ちゃんの頃から色々なことに挑戦しますよね。

寝返り→おすわり→ハイハイ→つかまり立ち→立って歩く

と誰に言われることなく挑戦し、成功していきます。

つまり生まれながらのチャレンジャーなわけです。

そんな時に、「危ないからハイハイしない!」「立って歩いちゃダメ!」

なんて事は怪我するのが明らかな時にしか言わないですよね。

実は我々はそういった子どものチャレンジを、心配しながら見守っていました。

親が決めると自己効力感は高まらない

しかし子どもが大きくなるとどうでしょう?

「これは危ないからやめておきましょう」

「あなたにはコッチの方が向いているから、コッチがいいわ」

と親が決定する場面が出てきます。

もちろん親の方が経験が豊富なのである程度の見通しを立てることができます。

一方、子どもは未熟なので、当然どうなるかという見通しは甘いです。

なのでついつい親が子どものやることを決めてしまいがちです。

しかし大人に置き換えたらどうでしょう?

言われた仕事と自分で選んだ仕事、やる気になるのはどっちですかね?

子どもも同じで自分でやりたいことを決めたことの方が確実に成長します

やりたいことには躊躇なく挑戦するので、自己効力感を高めるチャンスにもなります。

是非お子さんのやる事はお子さんに決めさせてみて下さい。

こんな時どう声かけする?

最後にシチュエーション毎に我が家で試してみた一例を紹介します。

①負けず嫌いが激しい時

チャレンジ精神旺盛で「〇〇ちゃんならできる!」とよく言う自己効力感高めの3歳娘。

ただゲームで負けた時の負けず嫌いが激しく、負けるとよく憤慨します。

娘に甘々な私はわざと負けていたのですが、これで良かったのか?

まず前提として個人差はあるものの、子どもは7歳くらいまでは自己中心的で負けをうまく受け入れるのは難しいようです。

7〜9歳にかけて自分と他人の視点からものを考えることができるようになってきます。

まずは負けず嫌いは成長のプロセスと考えるのが大事なようです。

その上で、「負けるのは悔しいよね。パパもそういう時もあったよ。でも負けることもあるんだよ」

「負けも受け入れてみよう。そうするとゲームが楽しくなるよ。」

といった具合で徐々に負けを受け入れる気持ちを育んであげることで、自己効力感を潰さない工夫ができます。

負けず嫌いはどうするか?
負けを受け入れられるのは7歳から。

それまでは成長の証。

②習い事をやめたい時

最も避けた方がいいのは、

「一度決めたことは続けなさい」

ということです。

勤勉な日本人はどうしても辞めることを躊躇しがちです。

そのため、子どものことから続ける美学をインプットされると、嫌なことでも続けることが正しいというマインドになってしまいます。

そうすると本来は逃げるべき、嫌な事から逃げる事ができなくなってしまいます。

イジメられての登校やブラック企業での労働、などがいい例です。

こう言う時は、やめたい理由をしっかり聞いてあげましょう。

そしてその気持に共感をしてあげましょう。

「なにが嫌なのかな?」

「どうしたら楽しく続けられるかな?」

といった具合です。

そうして、共感→説明→自己決定を促すことで、本当に続けたい習い事なら続けられるはずです。

上でも書いたようにお子さんがやりたくない事であれば撤退することも時には重要です。

習い事をやめたい時
一度始めたら続けなさい!はNG

まとめ

いかがでしたか?

今回は子どもの自己効力感を高めるコツに関して紹介しました。

まとめると、

まとめ
●子どもは生まれながらに自己効力感が高い

●共感→説明→自己決定で自己効力感を伸ばす

●自己効力感を高める鍵は過程や努力を褒めること

●失敗した時は、人格を否定せず未来に目を向けて

●負けず嫌いは成長の証

●習い事は無理に続けないで

プロセス褒めの効果は絶大で、3歳娘の自己効力感はメキメキ上がってます。

今回の記事の内容をより詳しく知りたい方は、是非参考にした本も読んでみてください。

具体的な声掛け例ものっていて使えますよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

明日からの育児の参考にしていただけると嬉しいです。

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