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日常生活でできるお受験対策のコツ3選

こんにちは。Dr.パパスです。

4月になって新生活が始まり新しい事にチャレンジしようと思っている方もいるかもしれません。

我が家でも娘のお受験を少しずつ考えるようになりました。

とは言え、早々にお教室に通うのもなーと思いますよね。

Dr.パパス

お教室に通わずにできることはないかな?

ということで今回は「日常生活でできるお受験対策のコツ」が書かれた本の内容の一部を紹介します。

これからお受験を考えようという親御さんは是非参考にしてみてください。

この記事でわかること
●「名門校が欲しがる子供像」を目指す

●親の干渉を減らして自立した子に

●創意工夫の遊びで自ら行動できる子に

●普段のしつけで他者を尊重できる子に

結論:名門校が求めているのは「自立して、自ら行動し、他者を尊重できる子」

まず重要なのは、入りたいと思う小学校がどのような子を欲しがっているかを知ることです。

当たり前ですが、小学校のニーズに叶わなければ合格は困難です。

これは医学部の受験でも同様ですので、ニーズに合った勉強や面接対策をしたものでした。

ではどのような子が求められるのか?

各々の小学校によって多少の違いはあるものの、共通していたポイントは、

理想の子供像
①自分のことは自分でできる自立した子

②自ら考え行動できる子

③他者を尊重し集団生活ができる子

という点だそうです。

なんかハードル高そうですよね。

しかし、こういった子供に育ってくれればお受験対策は別にしても、結果的に素晴らしい子育てになっていると思いませんか?

ペーパーだけでは対策できない

ではお教室に通えば「理想の子供像」に近づけるのでしょうか。

受験対策というと、お教室での中心はペーパーでの勉強のようです。

私個人の意見として、未就学からペーパーばかりの勉強するのは少し可哀想かな、と思います。

ただ机に座って勉強しているだけでは、上記のような子供像にはなれません。

ペーパーでできるのは、あくまで机上のテスト対策だけです。

お受験では「行動観察」があり、ここで「理想の子供像か否か」をみてくるわけです。

日常生活が重要

行動観察においてもある程度「答え」と呼べるような理想的な行動があります。

そんな行動をわずか6歳程度の子供が付け焼き刃で身につけることは難しいでしょう。

特に大人と違って経験も少ない幼児であれば、普段と違う雰囲気や緊張感との戦いもあります。

そのため、普段の生活から「理想的な子供」の振る舞い方を学ぶのが重要になります。

遊びながら学べるように

普段から振る舞い方をしつけるとなると、名家の子育てのようなイメージを持つかもしれません。

しかしお受験で重要な子供に育てるに大事なのは厳しいしつけではなく、楽しく遊ぶことです。

子供は遊びの中から多くを学びます

赤ちゃんはオモチャで遊ぶことで「掴む」「投げる」「叩く」といった様々な行動を習得します。

幼児期もその延長で、学びにつながる遊びをやっていけばいいわけです。

幼児期は、未体験のことや大人がやっていることを遊びと捉えられる時期なので、楽しく日常生活を過ごすことから多くことを学び取れます。

それを親の一工夫で「お受験に使える形」にしてあげましょう。

自立した子に育てるコツ

ここからは、日常生活で理想の子供像に近づける方法を具体的に解説します。

1つ目は「なんでも自分でできる自立した子」に育てるコツです。

助けたい気持ちをグッと我慢

日常生活の中でお子さんが何をする時、ついつい親が手を出してしまう事ってありますよね?

親の方が経験豊富で先が読めるし、一つの行動でも早くできます。

忙しい朝に子供が着替えや出かける準備に時間をかけていると、つい焦って手伝ってしまいます。

しかし、常に親が着替えさせたり、園に行く準備をしたりしていると、

いつになっても子供は自分でできるようになりません。

そのため、多少時間がかかっても「着替え」や「園の準備」などは自分でやらせましょう。

幼児は親が自分でやるのを見ているので、自分でやりきる願望があります

少し早起きして時間の余裕を作り、子供に一人でやる習慣をつけましょう。

お手伝いで何でもできる子に

何でもできる子にするのに最適な方法が「お手伝い」です。

普段大人が家庭内でやっていることは、生活するのに必要なことです。

自分で何でもできないと、自立した子にはなりません。

お手伝いをすることで色々な家事を体験できます。

自分の洋服をたたむ、洗濯機を回す、洗濯物を干す、雑巾がけをする、などです。

どれも親が一緒にやるとお子さんも楽しみながらやってくれると思います。

手前味噌ですが、ウチの3歳娘はいつの間にか洗濯機を回し、食後に机を拭くようになりました。

こういった事の積み重ねて自分ができることが増えると、子供は自然と自立していくわけです。

自ら行動する子に育てるコツ

次は「自ら考えて行動する子供」に導くコツです。

答えがない遊びを

お子さんが自分で考えて行動するようになるには、そういった遊びをするのが1番です。

以前、参考書として紹介した脳科学者の書籍でも、最も有効な知育玩具は「ペンと箱」とありました。

子供は頭の中に色々な世界をもっている、想像力の塊です。

それを発揮できるものを用意してあげれば自然と創意工夫して遊んでくれます。

自分で刀や銃といった武器を作るとか、飛行機や車といった乗り物を作る、といった具合です。

遊び方が決まっているオモチャでしか遊んでないと子供の創造力が活きません

 

古典的かつ有効なのはやはりレゴブロックですよね。

キャラクターもののレゴは、キャラクターを形作るという「答え」があります。

選ぶのであれば単純なブロックだけ入っていて、何を作るかは子供の自由なレゴが良いです。

レゴを延々をやっていた3歳の娘はいつの間にか小さいLaQも器用にできるようになりました。
LaQも手先の器用さを育てるにはいいですが、作るものが決まっています。
そのため、答えのない遊びにはレゴの方がオススメです。

好奇心を刺激する実体験が大事

自ら行動することの原動力は子供も大人と同じく好奇心です。

以前の記事では好奇心を育てるには「子供の疑問に向き合う」というポイントを紹介しました。

子供の疑問は体験から生じます

体験をしなければ、そもそも疑問が生じないのは当然ですよね。

そのため、色々な場所に出かけ、季節の行事を楽しみ、飼育・栽培体験をしてみてはいかがでしょう?

実体験は子供の記憶にも定着しやすいそうです。

色々なことを体験すれば生活の中で同じものを見た時に疑問が沸いてきます。

乳搾り体験をした後に牛乳を飲むと、この牛乳は牛さんから出た後どうやってる来るのか?

なんて疑問が沸いてきますよね。

こういった好奇心が刺激する実体験を繰り返すことで、子供の好奇心が育ち、自ら考え動くようになるわけです。

Dr.パパス

季節の行事や様々な仕事を知ることは面接対策にもなります

他者を尊重できる子に育てるコツ

最後に「他者を尊重し、集団生活ができる子」に育てるコツです。

学校という小さな社会で問題行動を起こす子が欲しい小学校はないですよね。

この点は例えお受験しなくても重要だと思います。

顔を見て話す、を親が実践

他者と交流する上で欠かせないのは、他者の「話を聞く」ことです。

大人でも話を聞かない人とは仲良くできませんよね。

相手を尊重するということは、相手の話を聞いて理解することから始まります。

しかしその事を幼児に説明しても理解するのは難しいです。

ではどうするか?

「子供は親の言うことは聞きませんが、親のマネをするのは得意」はよく聞く話です。

そのため、親が常に理想的な聞く姿勢をとりましょう。

お子さんが話しかけてきた時は、

可能な限り手をとめてお子さんの方を向き、顔を見て話を聞きましょう

これを繰り返すことで徐々にお子さんも親のマネをしてくれるはずです。

絵本の読み聞かせも一工夫

相手を尊重するには、相手の感情の理解も重要です。

これも日常生活の中で徐々に身につけていくものです。

感情コントロールの記事でも触れましたように、子供の感じている感情の名前を教えてあげるのも重要ですが、幼児にとっては少し難しいかもしれません。

そのため、絵本の読み聞かせの中で楽しく質問してはいかがでしょう?

登場人物を指して、「この子は何を考えているのかなぁ?」と一緒に考えてみることで相手の感情を考える練習になります。

この時も楽しくやるのが大事ですので、例えトンチンカンな解答でも否定するのは控えましょう。

参考 言語能力をアップさせる『読み聞かせ』の3つのコツパパクエ

行儀やマナーは普段から注意して

行儀やマナーも集団生活には重要です。

これこそ一長一短に身につくものではないのが大人はよく理解できると思います。

食べる時の姿勢や箸の持ち方・使い方、公共交通機関でのマナーなど多くあります。

しかしこれも、普通に社会で生きていくためには必要なスキルです。

お受験対策だからと焦って厳しく教えるのではなく、普段の食事やお出かけの時に気をつけることで徐々に身につけていければよいではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「日常生活でできるお受験対策のコツ」を3つに絞って紹介しました。

まとめると、

●お受験対策はまず、名門校が欲しがる子供の特徴を知ることから

●名門校が欲しい子供は「自立して、自分から行動し、他者を尊重できる子供」

●自立心を育てるには、親の干渉を減らす、お手伝いをさせる

●自分から行動させるには、答えのない遊びを増やし、好奇心を育む実体験をする

●他者を尊重するには、親が子供の顔をみて話す習慣をつけ、普段から行儀やマナーを気遣う

という感じでしたね。

今回の記事は、お受験直前の対策ではありません。

時間をかけて子供の負担にならないように、自然とお受験対策をするコツです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

お子さんのお受験を考えている親御さんの参考になれば嬉しいです。

 

今回紹介した点だけでなく、具体的な方法が沢山のっています。

お受験を考えた時に読んでだけでなく、お受験するお家には一冊あると凄く役立つ本です。

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